ワンルームはコンパクトではあるものの、リビングやキッチン、お風呂、トイレと掃除をしていくと意外と時間がかかりますよね。
なんとなく勿体ないと思いつつ、家事代行や掃除代行に依頼して、家事にかける時間をもっと他のことに使いたいと考える方は少なくありません。
この記事では、ワンルームでも掃除代行を利用することが有効な理由にふれつつ、依頼可能な範囲やおすすめの頻度、ハウスクリーニングとの違いなど、詳しく解説しています。
掃除代行の利用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
ワンルームでも掃除代行はあり
ワンルームだと掃除代行を頼んではいけない気がする方も少なくありませんが、一人暮らしのワンルームであっても掃除代行を活用している方は少なくありません。
まずはその理由についてみていきましょう。
- 一人暮らしの家事にかかる時間
- ワンルームなら単発より月に1回か2回がおすすめ
- どこまで頼める？掃除代行の内訳
- 掃除代行だとできないボーダーライン
- 汚れがひどい時はハウスクリーニングを
- ハウスクリーニングの費用は1回数万円
- 一人暮らしで利用している人の感想
一人暮らしの家事にかかる時間
ワンルームで掃除代行を検討する際「そもそもどのくらい掃除に時間がかかっているのだろう？」と疑問に思いますよね。一人暮らしだとあまり時間を割いていないように思える家事ですが、意外に多くの時間を家事に費やしていることが調査から明らかになっています。
20歳～59歳を対象にNHKが2015年に調査したデータによると、未婚男性が平日に行う家事は平均33分、未婚女性だと1時間36分という結果がでています。また、同じくNHKが2020年に実施した調査によると、30代と40代の未婚男性が平日に行う炊事・掃除・洗濯は平均29分、女性は49分となっています。
いずれの調査も平日であり休日はより多くの時間を費やしていることが推測できます。つまり、ワンルームであっても掃除代行サービスを有意義に使うことができるといえるでしょう。
ワンルームなら単発より月に1回か2回がおすすめ
ワンルームで掃除代行を依頼するなら単発より月に1回もしくは隔週にするのがおすすめです。この頻度でサービスを利用すると、部屋全体をキレイに保ちやすく、ハウスクリーニングを必要とするような住環境にならないように維持できるのが、その理由です。
数か月に1度の単発利用の方がコストはかかりませんが、掃除代行サービスの魅力の一つである「清潔感を保ち、生活の質を高められる」という点を感じにくく、満足度は高くならないかもしれません。
ワンルームであれば1回2時間の利用で十分であり、月に1回や2回の利用であれば金額も安く抑えることができ、掃除代行のいいとこ取りができます。
どこまで頼める？掃除代行の内訳
掃除代行サービスでは、一般的な掃除の範囲であれば何でもお願いすることができます。ここではおすすめの利用方法と合わせて、依頼できる内容についてみていきましょう。
ワンルームならお家丸ごと
ワンルームであれば、1回の掃除でまんべんなくお願いすることをおすすめします。月に1回であれば気になるところを集中的にお願いしつつ全体的に、月に2回であれば全体的な日と集中的な日を分けてもいいかもしれません。
全体的に掃除してもらう場所は、キッチンやお風呂、トイレといった水回りはもちろん、掃除機がけや拭き掃除、家具・装飾品のほこり取りといった細かい部分まで、幅広くカバーされます。
具体的な流れとしてまずは、床の埃やゴミを掃除機で吸い取り、雑巾がけを行い、家具の上などのほこりを取り除きます。次に、キッチンのコンロやシンク周りをキレイにし、お風呂のピンク汚れやカビを掃除します。最後にトイレ掃除して終了です。
汚れの程度にもよるため、最初からこの量を2時間でこなせないことも考えられますが、うまく調整していけば、この状態を目指すことが可能です。
水回りを徹底的にするのもアリ
普段から自炊が多く、お風呂やトイレの掃除もあまり手が回らないという場合には、水回りを中心に依頼する手もおすすめです。
キッチンやお風呂、トイレは利用頻度が高い場所であると同時に、湿気も多くカビや細菌が繁殖しやすい環境です。特にお風呂は、湿度が常に高く保たれているため、カビが生えやすくなります。
水回りを徹底してお願いする場合は、床や壁のタイルの目地のカビ除去、シンクやバスタブ、トイレ内部の水垢除去、蛇口やシャワーヘッドの水アカ除去なども含まれます。（市販の掃除道具で対応できる範囲）
月に1回でも掃除をお願いしておくと、2時間まるまる使わなくてもよくなってくるはずですので、余った時間でちょっとしたお願い事もできるようになるはずです。
掃除代行だとできないボーダーライン
掃除代行サービスは日常的な清掃活動を依頼できるものであるため、特殊な道具を使った掃除はもちろん、買い物や料理の代行、重たい家具や家電の移動などもサービスの範囲外になります。
また、害虫駆除やペットの世話、子供の面倒見などがあります。これらは専門的なトレーニングや許可が必要な活動であり、掃除代行のスタッフが対応するには適していません。
ただ、家事代行と掃除代行が一体になっているサービスや専用のサービスを展開している業者もあるため、掃除以外をお願いしたいと思ってもあきらめる必要はありません。
汚れがひどい時はハウスクリーニングを
通常の掃除では取り除けない深い汚れやカビをキレイにしたい場合は、ハウスクリーニングを検討する必要があります。
例えば、キッチンの油汚れ、バスルームのひどい水垢やカビは、一般的な清掃方法では汚れを落としきれないため、プロのハウスクリーニングサービスの利用がおすすめです。
ハウスクリーニングでは、専門の清掃用具と化学薬品を使用して、これらの頑固な汚れを根本から除去します。例えば、バスルームのカビ取りには、pH値が調整された特別な洗剤が使用され、通常の家庭用洗剤では落としきれない細菌の根絶やすみに効果的です。
ハウスクリーニングの費用は1回数万円
ハウスクリーニングの費用は、依頼する場所と内容によりますが、一般的には15,000円から30,000円の範囲で設定されています。
例えば、エアコンクリーニングやしつこいカビ、キッチンにこびりついた油汚れなどがハウスクリーニングの代表例でしょう。
一人暮らしで掃除代行を利用している人の感想
Xに挙げられている、掃除代行サービスを利用する一人暮らしの方の声をいくつか見てみましょう。
いずれも好意的なものが多い反面、そもそも依頼しにくいという声も多かったです。
ワンルームの掃除代行を依頼する前に確認すること
ここからは、掃除代行を依頼する前に確認しておきたいポイントとおすすめサービスをご紹介していきます。
- 掃除代行に必要な料金
- 安く利用する3つのポイント
- 掃除代行を利用する流れ
- 男性と女性で違う気を付けたいポイント
- ワンルームにおすすめの掃除代行サービス
掃除代行に必要な料金
ワンルームの掃除代行であっても、一般的な家事代行や掃除代行と料金体系は変わらず、1時間あたり3,000円から5,000円の範囲内に設定されています。特に掃除に限定したサービスであれば1時間あたり3,000円前後で依頼できるサービスも少なくありません。
また、依頼時間は最低2時間に設定されているものが一般的で、交通費も必要になります。他にも、指名料や鍵の預かりサービス（不在時対応）などを利用する場合は追加費用がかかります。
これだけ聞くと少し高額に感じるかもしれませんが、月に1回の利用であれば10,000円以下で利用でき、決して手を出せない金額ではありません。一般的な料金イメージは次のようになります。
| 基本料金（2時間） | 交通費 | 指名料 | 鍵預かり | 合計 |
| 6,500円 | 1,000円 | 1,000円 | 1,000円 | 9,500円 |
もちろん、価格を優先する場合は指名料や鍵預かり（不在時対応）などのオプションを利用しないことも可能です。
また、隔週で利用する場合は基本料金が少し安くなるため、次のような料金イメージになります。
| 基本料金（2時間×2） | 交通費×2 | 指名料×2 | 鍵預かり(定額) | 合計 |
| 12,000円 | 2,000円 | 2,000円 | 1,000円 | 17,000円 |
安く利用する3つのポイント
掃除代行サービスの費用を抑える、おすすめのポイントを3つご紹介します。
まず1つ目は、定期利用を選ぶことです。半年や1年間で考えると単発利用の方が必要な金額は少なくすみますが、ハウスクリーニングの必要が出てくる状態になると一気にコストが膨れ上がってしまうため、トータルで考えると定期利用がおすすめです。
次に2つ目ですが、お気に入りのスタッフは指名することです。最初は指名料がかからない形で依頼するのも手ですが、相性が良いと感じるスタッフに出会えた際は迷わず指名しましょう。
同じスタッフに依頼し続けることで、1回あたりの効率が上がりコスパを高めることができます。また、スタッフさんにとっても指名はうれしいものですので、モチベーションが上がる効果も期待できるでしょう。
最後がキャンペーンを活用して、複数のサービスを利用することです。有名な心理効果ではありますが、掃除代行を依頼すると決めた後は7,000円と9,000円の違いはそこまで大きく感じないのではないでしょうか？
キャンペーンはどの業者も最安値に設定されていますので、お得に複数のサービスを試してみて、気に入ったサービスを利用するようにすると自身にとって最もコスパを高めることができるはずです。
掃除代行を利用する流れ
掃除代行サービスの利用は、通常、オンラインでの申し込みから始まります。
サービス提供会社のウェブサイトで必要な情報を入力し、希望する日時と清掃内容を指定します。
その後、サービスプロバイダから確認の連絡があり、すべてがスムーズに進めば指定された日に掃除スタッフが訪問します。
サービス終了後には料金を支払えば完了です。
男性と女性で違う気を付けたいポイント
ワンルームの掃除代行を選ぶ際に気を付けたいポイントを男性と女性に分けて簡単に紹介します。どちらも男女関係なく注意したいポイントではありますが、特に意識したいポイントという形で整理していきます。
男性は、最低限の技術がある上で早くて効率的な掃除を求める方が多いため、事前にキレイしてほしい場所や目安の時間を伝えるような準備をしておくことをおすすめします。
一方で女性の場合、プライバシーと安全性を求める声が多く、ワンルームだとより一層強くなります。貴重品や下着類はクローゼットの中にしまい、絶対に触らない・近寄らないエリアとして事前にスタッフに伝えるようにしましょう。
ワンルームにおすすめの掃除代行サービス
最後にワンルームの掃除代行でおすすめのサービスを見ていきましょう。
評価をみて選べる”くらしのマーケット”
くらしのマーケットは、清掃スタッフと直接連絡を取り合えるプラットフォームです。
得意なことやスキルセットだけでなく、過去の実績やレビューを参考にして自分にピッタリなスタッフを見つけることができます。
個人と個人を繋ぐサービスですので、平均して1時間あたり2,000円から4,500円の範囲でサービスが提供されており、料金を抑えることもできます。
ワンルームでも人気の”CaSy（カジー）”
CaSyは、利便性とコストパフォーマンスで特に人気で、1時間あたり約3,000円という手頃な価格で、高品質のサービスを受けることが可能です。
CaSyは掃除代行サービスと個人と個人を繋ぐプラットフォームのいいとこ取りをしており、個人と個人を繋ぎつつ契約や管理やCaSyで行うことで品質と低価格を実現しています。
安心と実績のベアーズ
ベアーズは家事代行業界で25年以上の実績を持つ企業であり、品質やセキュリティの高さで有名です。全てのスタッフが厳格な背景調査と質の高い研修を受けており、顧客のプライバシーと安全を最優先に考慮しています。
さらに、ベアーズでは万一の事故に備えて全スタッフに対して保険を適用しており、万が一の事態にも迅速に対応する体制が整っています。このように、ベアーズはコスト以上の価値を提供することで、顧客からの厚い信頼を得ています。
ワンルームの掃除代行の総括
ワンルームであったとしても掃除代行サービスは、一人暮らしの忙しい生活をサポートし、より豊かで快適な生活を手にする効果的な解決策です。この記事が、ワンルームの掃除代行サービスを検討している方々にとって、役立つ情報となれば幸いです。
- ワンルームでも掃除代行の利用は有効
- 一人暮らしの家事は平日でも平均30分～90分
- 月に1回または2回の定期的な利用が推奨
- キッチンやお風呂、トイレ、リビングなどすべてがサービス範囲内
- 掃除代行でカバーできない作業は専門道具が必要な作業や家具移動など
- 汚れがひどい場合はハウスクリーニングが必要
- ハウスクリーニングは15,000円から30,000円が相場
- 掃除代行の料金は1時間あたり3,000円から5,000円
- 定期契約やキャンペーンでコストを抑えることができる
【参照サイト】
男女の家事時間の差はなぜ大きいままなのか～2015年国民生活時間調査の結果から～ ｜ NHK放送文化研究所
国民生活時間調査 子育て世代、男女の家事時間はどう違う?｜NHK放送文化研究所
くらしのマーケット
CaSy
ベアーズ
